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室内の花 セントポーリアセントポーリア談話室

セントポーリア栽培に役立つページ
セントポーリアを栽培ているときに、ふと浮かんだ疑問、
分からないこと等もしかしたら見つかるかもしれません

セントポーリアの病害虫
(病気)(害虫)殆ど写真があるのですが、今は行方不明です。見つかり次第掲載いたします。
2016年1月27日記


 セントポーリアの病気
うどんこ病 葉の表面や茎が白い粉をふったように見えますが、カビが原因です。
セントポーリアでは冬の乾燥した、風通しの悪い環境で発生しやすいようです。一般植物では春と秋、気温が17〜23度で発生しますが、セントポーリア生育適温と一致しますね。
  • サプロール液剤…1000倍を散布します。
  • モスピラン・トップジンMスプレー等を用意しておくと便利です。
  • 写真は見つかり次第アップします。
灰色かび病
(ボトリチス病)
傷んだ花柄や葉に灰色のカビが生えます。
放置すると、一晩で株全体がカビだらけになり枯れることも…
多湿(湿度80%以上)で発生しやすくなりますので、湿度の高い状態のまま置かず、通風を図ることも大切です。
通常の栽培では発生しにくいです。
よく、温室から出たばかりの株にカビが生えていることがありますので、その場合は風通しの良いところに置けば、薬剤散布無しでカビはなくなります。
根腐れ病 水が切れていないのに、葉がぴんとしないで萎れたままでいることがあります。根腐れ、と言いますが、病気ではなく、手入れの仕方が悪い場合になりやすい症状です。
原因は主に二つあります。
  • 水の遣り過ぎで根を痛めたもの
  • 逆に乾かし過ぎて根を痛めたもの
  • 対処方法は、軽い場合はビニールの袋などに入れて口を止め、100%の湿度のところに置く。置き場所はあまり明るすぎない方がいいでしょう。
  • 根をカットして、新しく発根させ、新しい根が2~3センチ伸びたら植えなおす。
茎腐れ病
(クラウンロット)
根腐れが進んだり、また何らかの原因で茎が腐りこんでくる商況です。中心の成長が止まったり、生育が遅れることもあります。
葉は萎れていなくても、茎の中心が腐っていることがあります。
  • これは、クラウンカットしか手段はありません。
  • 茎を腐っていないところまで、切り戻し、新しい根を出してから植え替えます。
生理障害 よくホコリダニと間違われますが、成長点が何らかの原因で止まったものです。
根が傷んでいることが多く、クラウンロットを起こしていることもあります。
対処方は、根が傷んだだけならば、ビニール袋を被せるなど、過湿状態にしておくと治りますが、クラウン(茎)まで腐り込んでいる場合もありますので、一度クラウンを調べるとよいでしょう。
この株は、クラウンが何ともなっていなかったので、「湿度の高い明るい環境」に置き、セントポーリアのご機嫌を取ったら元に戻りました。伸び悩んでいた葉は、元には戻りませんので、中から出る新しい葉に追い越された段階で取り除きます。これは小さななケースに入れておきました。
このような症状は、クラウンに腐りが入り始めているときに起こりやすいようです。

回復途中上の株の10日後の状態です。
ホコリダニではなく、根痛みから伸び悩んでいたものです。
回復には時間がかかります。
ホコリダニの場合は、薬剤散布後すぐに中心の新しい葉が展開してくるのではっきりと違いが分かります。
 害 虫
ホコリダニ 昔から「シクラメンマイツ」と言われていたダニですが、必ずしもシクラメンについていたダニというわけではなく、埃のように微細なダニで、いろいろな植物につきます。30倍のルーペでやっと見えるほど微細なダニで、肉眼ではほとんど確認できません。
葉の中心部に寄生し、葉から養分を吸汁するために葉が伸び悩み、縮こまって伸びなくなります。状態は上の生理障害に大変酷似しています。他の株に移りますので、ダニの症状が疑われる場合は、その株の周囲の株にも薬剤を散布します。
  • 市販のダニ剤を散布します。
  • ダニは薬剤に対する抵抗性が強いために、成分の異なった薬剤を2種類以上、交互に使います。決して同じ薬剤を何度も撒かないようにしましょう。その薬に強いダニが現れて増えるだけです。
  • 根が傷んでいるわけではないので、薬剤が効けば新しいきれいな葉が展開してきます。
  • 自分のところでは、もう数年間出ていません。
コナカイガラ
ネコナカイガラ
葉の付け根や土の際につく白い虫で、白い粘液に包まれている卵のうを形成します。地上部で生育するものは「コナカイガラ」、根に寄生するものを「ネコナカイガラ」というようですが、地上部で発見した時には、必ず根にも寄生しています。
この虫が付いていても、少しなら花も咲きますし、成長にあまり影響を与えませんが、増えると株が弱ります。
生長の過程で、有翅(羽のある1.5ミリほどのコバエのような虫)が飛ぶことがあるので、それで判断します。
ただし、本当のコバエ(もう少し大きい)のこともありますので、植え替え時に根をよく調べることを忘れないようにしてください。
株の根元についたコナカイガラ虫
土の中の根についていることもあるので、浸透移行性にある薬剤を散布するとよいでしょう。
スリップス
(アザミウマ)
花や新芽に寄生して、齧って傷をつけそこから染み出す液を吸う吸汁害虫です。決して花だけを加害するのではなく、葉にも付きます。
種類は何種類かありますが、花につくスリップスは「ミナミキイロアザミウマ」等何種類かいるようです。
拡大しないと、黄色く見えず、黒っぽい細長い2ミリほどのゴミが付いているようですが、息を吹きかけるとスーッと陰に隠れます。
花の蕾にもその隙間から入り込みますので、薬剤を霧状に散布しただけでは駆除が難しい害虫です。
殖えると、花が汚くなり、飛ぶ距離は短いですが隣の株にも移りますので、見つけたら早めに駆除することをお勧めします。
  • 薬剤は浸透移行性のある薬剤が良いようです。
  • オルトラン粒剤・オルトラン水和剤(在来種のアザミウマ類)
  • モスピラン水溶剤(ミカンキイロアザミウマにも効きます・ミカンキイロは比較的最近入ってきた害虫で初めて発見されたのがミカンだったそうです。在来種に比べて強力な害虫で、かなりの薬剤に抵抗性を持っていると書かれています)
  • ベストガード粒剤
詳しくは、住友化学園芸さんの、病害虫の「アザミウマ」のページをご覧ください。詳しく書かれています。
他の虫と変わっている点は、蛹になると地上に落ち、土の中で成虫になるとか…この点から
浸透移行性のある薬剤を使うと効果的!と言えるのだと思います。
ネマトーダ
(センチュウ)
根や葉に寄生する微細なミミズです。
経験から、ネコブセンチュウ・茎腐れセンチュウ・根腐れセンチュウなどがセントポーリアにも付くようです。
駆除は難しいので発見次第、株を廃棄します。
根の一部分が太くなり、こぶのようになることもあります。

これは、セントポーリアの仲間のプリムリナ(以前はキリタと言っていました)がネコブセンチュウに侵されたものです。
根が部分的に太くなり、伸びません。
(2008年の写真)
根元から、ひこばえのような小さな脇芽が一斉に出ることもあります。

根をカットして、水挿しにしても新しい根が伸び伸びとぜず、いじけています。
また、ネマトーダは茎や葉にも入り込みます。ネコブだから根だけではありません。
茎がぼこぼこになった経験もあります。
(40年くらい前ですのでご安心ください)

従って生育が遅れ、育ちにくくなります。
センチュウの寄生した株の根に触れて、ほかの株を植え替えたりすると手からでも移りますが、人間には寄生しません。

残念ですが、葉挿しも茎挿しも完全に駆除は不可能でした。
廃棄以外手段はありません。